2019乗下船安全キャンペーンの実施について
−協力のお願い−


 水先人の乗下船(水先要請船舶と水先艇との間の移乗)には危険が伴い、これまでにも比較的軽微なものから死亡事故に至るまで人身事故が相当数発生しています。 このため、当連合会及び各水先人会では水先人自身の安全対策を強化していますが、船舶乗組員各位に水先人用乗下船設備及びその運用に関するルールについて理解を深めていただくことを目的として、「乗下船安全キャンペーン」を下記のとおり実施致しますので、ご協力を賜りますよう関係各位にお願い申し上げます。

1.期間    令和元年7月1日〜5日(5日間)
2.実施場所 全国35の水先区(及び水先人が業務を行うその他の港)
3.内容
 水先人の乗下船設備についての関連ルール(*)に基づいて各船舶の設備とその運用状況を水先人がチェックし、欠陥がある場合には、船長に改善を要請します。
 特に重大な欠陥があり、著しく危険である場合には乗船を保留することがあります。
 *SOLAS第5章第23規則及び関連のIMO勧告(ポスター「水先人用乗下船設備の要件」参照)